ぼくのApple Watchは、Apple Watch SE第2世代。2026年の秋、このApple WatchがwatchOS 27の対象外になったと知って、最初に出たのは「え、もう?」の一言。とりあえず「対象外」という言葉だけを受け入れた。でも、それがどういう意味かはまったく分かっていなかった。
そのあと調べてみたら、ぼくのApple Watchは発売から4年たっていた。古いのは、まあ分かった。じゃあ毎日使っていて困っているのかというと、一部をのぞいて、困っていない。
Apple Watch SE第2世代は2022年発売。watchOS 27で対象外になった
安いやつを買ったのは覚えている。SEが廉価版のシリーズだということは、さすがに分かって買った。ふつうのモデルとの差はよく分からなかったし、最低限の使い方しかしないなら、SEで十分だと思った。
それまでは、ふつうのモデルを使っていた。でも、そこまでの性能は要らなかった。買ったころは使い方も定まっていなくて、なんとなく持っておくか、くらいの気持ちだった。前のApple Watchは、使わないと思って売った気がする。そのあと何かを思って買い直した気もするけど、もう何も思い出せない。
調べてみると、SE第2世代の発売は2022年9月。watchOS 27は2026年9月15日に配信が始まって、SE第2世代は、Series 6・Series 7・Series 8・初代Ultraといっしょに対象外になった。発売から、ちょうど4年で対象外だ。

ぼくは3年くらい前に買った気がする。3年使ったApple Watchは、実は4歳になっていた。iPhoneよりも、Apple Watchのほうがアップデート対象外になるサイクルが早いんだろうか。
対象外になったモデルは、watchOS 26が最後のOSになる。今のまま使い続けることはできて、watchOS 27で増える新しい機能が入ってこない、ということらしい。使えなくなるわけではない。そこまで分かって、やっと「対象外」の意味が少しつかめた気がした。
毎日の使い方は、ストップウォッチと天気くらいだった
前の使い方は、本当に地味だった。仕事を始めるときにストップウォッチのスタートを押して、「今5時間だなぁ」と何時間やっているかを見る。あとは時間と天気。前は、何時間働いたかを教えてくれるだけのApple Watchだった。
天気は地味に助かる。今の気温、降水確率、風の強さが、手首を見るだけで分かる。ただ、それも別に手元にある必要は無いかな、とも思う。

この使い方なら、性能で困ることは無かった。ずっと全然問題ないと思って使っていたし、古い。でも、困ってはいない。ここまではそう言い切れる。
家で音声入力を始めて、Apple Watchの重要度が激変した
変わったのは、家で音声入力をするようになってから。使い方も重要度も、激変した。思いついたことを、すぐApple Watchに話して残す。スマホだと結局気が散って、気づいたらネットサーフィンをしていたり、ほかのことをしていたりする。

スマホは遊び道具になるけど、Apple Watchは考えごとの置き場になる。話しかけるだけなら、デバイスが無いような状態でぼーっと考えて、思いついたことをどんどん話していける。たくさんの内容が本当にすぐ入るし、集中が途切れない。
話しかけるのは、1日に何十回にもなった。といっても、ほとんどは朝と夜、スマホが手元から無くなる時間だけだ。でも、その時間がとても大事だと思っている。気づけば、もう手放せない道具になっていた。
音声入力をバリバリやるとなると、このApple Watchでどうなんだろう。今のところいける感じはするけど、ちょっと問題も出てきそうな感じもする。古さが気になりだしたのは、ここからだった。
困りごとは1つだけ。音声入力の文字が真っ黒になる
困りごとは、文字が真っ黒になる、それだけ。長めに話していると、話した文字のところだけが真っ黒になることがある。ほかの表示はちゃんと出ているのに、文字だけが見えなくなる。前に、話した文が消えてしまうこともあった。これはめちゃくちゃガッカリする。
最初は、Apple Watchが古くて、しょぼくて、性能が低いせいだと思っていた。安いやつだし。でもそれが古さのせいなのか、SE第2世代だからなのかは今もよく分かっていない。
やっていることは1つだけ。文字が真っ黒になったら、竜頭で、入力する場所を示す縦線を上のほうへ持っていく。これで真っ黒が直るので、それから完了を押す。古さのせいにしていた消える問題は、竜頭でほぼ片づいた。

長文を話してしまうクセは直っていないけど、入力が反映されないことは、ほぼ無くなった気がする。動きが遅いと感じたことも、今のところほとんど無い。
替える?今は替えない。替えるなら音声入力のため
最新のApple Watchの値段や性能も、いちおう気になった。でも、新しいのが欲しくなったわけではない。自分のSE第2世代がどれくらい古いのか、どれくらいスペックが下なのかが、なんとなく気になっただけだ。
今も特に不満は無いし、買い替えたいとも思わない。このまま1〜2年使えるなら使う。いよいよ動かない、遅いと感じるようになったら、使うのをやめるか、買い替える。それくらいの気持ちでいる。

ただ、対象外と知って、いつか来る終わりが少し見えた気はした。OSの最新版からも外れたわけだし。OSに見放されても、ぼくはまだ見放していない。終わりが見えた気がしたけど、今日もまだ話しかけている。
ガジェットには全然詳しくない。安さで選んで、音声入力のよさに気づいて、最近使い方が変わっただけだ。ぼくがApple Watchに求めるのは、声をちゃんと拾うことだけ。だから、もしAIで音声入力が賢くなって、Apple Watchにそういう機能が付くのなら、話は変わる。
音声入力が賢くなるなら、高くても買う。

