「また止まったよ。」
3000円のプランの頃、質問に毎回これを添えるのが、僕の作法だった。
単に再開を促せばいいのに、止まったことをプチ責めている。パワハラムーブが、そこにはあった。
そんなClaudeのプランを、月額2万のやつに上げて3週間。休みが来るたびに、使い方がどんどん変わっている。
3000円のプランで、上限を待っていた頃
もともと使っていたのは、いちばん安い有料プランのPro。月3000円のやつだ。

僕の使い方だと、これがすぐ上限に届く。質問を3〜4回投げたら、もう上限だった。
上限に届いたら、4〜5時間待つ。その間に次の質問を考えて、Google Keepに書き溜めておく。
時間がきたら、溜めた質問を放り投げる。そして、すぐまた上限。待ったあとの1発目の答えすら、終わらないことが何度もあった。

この待ち時間に次の質問を考えるのを、僕は「有効活用」と呼んでいた。3000円でもやり切れる、うまいやり方だと思っていた。でもそれは悲しい言い訳だった。
調べてみたら、上限は2段がまえだった。5時間ごとに戻るセッションの上限と、毎週決まった時刻に戻る週の上限だ。
公式のヘルプによると、5時間の区切りは、Claudeに最初のメッセージを送ったときから始まる。途中で上限に届けば、待つのは残りの時間だ。

僕の「4〜5時間待ち」は、たぶんこれだった。とはいえ、再開だと思って開いたら勘違いで、まだ2時間あった、なんてこともザラだった。
そして止まるたびに、「また止まったよ。上限の問題があるから、工夫して答えて」と添える。これがデフォだった。
言うのにも疲れて、Claudeの設定に、毎回読ませる指示として書き足した。

そんなふうに工夫しながら、「うまく回してる」と、ちょっと得意になっていた。そうやって、自分に言い聞かせていたのだ。「2万円は、さすがに高い」と。
「2万円は高い」は、待つ自分を正当化する言葉だった。
休みの日だけは、待っていられなかった
仕事の合間に使うぶんには、それでもいいのかもしれない。でも、休みの日にそれでは困る。
休みは、週に1日か、2週間に1日くらい。どんどん質問したいし、回答にも時間がかかる。サクサク聞いて、できれば何本も同時に回したい。
上げたのは、Maxプランの「5x」。セッションごとに、Proの5倍使える。

さらに上には、Proの20倍の「20x」もある。こっちは月4万円。でも、今の僕には5xで十分みたいだ。
5xは、月2万円ちょうど。かなりの出費アップだ。

毎月2万円は、正直かなり痛い。でも、だらしない買い食いをやめれば出せるかもしれない。天秤にかけたら、明らかだった。買い食いより、絶対に価値がある。
ついでに、Perplexityの有料プランも解約した。リアルタイム検索の強さに惚れて入っていたけど、Claudeの検索で足りると思えたからだ。
予定は、1か月だけ。溜まっている作業を片づけたら解約して、3000円のプランに戻すつもりだった。
ちなみに体感として5倍ではないほど上限に余裕を感じる。1発で上限達していたときの5倍。例えば5つのメッセージで上限に行くことなど全くない。数十代に体感としては感じる。なんだろう。ちょうどそのタイミングで上限が緩くなったとかあるのか。
タブを並べて、待たずに次々と投げる
休みの日は、パソコンのブラウザでClaudeのタブを並べる。1つが答えを書いている間に、別のタブで次の質問を投げる。
待つ必要がない。投げているうちに、ほかの回答ができあがってくる。その繰り返し。

待つという仕事が、休みの日から消えた。
2万円にしてから、上限に届くことは全然ない。待ったあとの1発目の答えすら終わらない、なんてことも、もう全くない。
実感としては、3000円のプランの何十倍もの価値がある。

ただ、同時に回せる数には、限りがあった。4つくらいなら平気。でも、5〜7つを一気に投げたら、止められた。
出てきたのは、上限の表示ではなかった。「同時にしすぎているから、ちょっと待って」という感じのストップだ。

公式の説明は、見つけられなかった。でも、使用量の上限とは別物だった。なんかそういうメッセージが出た。ちょっとお前同時にやりすぎてるから待てと。
「妄想だけど、こんなのできる?」が口ぐせになった
使い方も、休みのたびに変わってきた。たぶん、いいほうに。そして、どんどん複雑になっている。
「こんなのできる?」の答えが、ほぼ毎回「できる」だった。そして、本当にできてしまう。
欲しい道具を言うだけで、スクリプトができあがる。いろんなサービスとClaudeがつながって、いろんなことが自動で回りはじめた。

頭の中の妄想が、どんどん実現していく。仕組みは、正直よく知らない。全部Claudeに丸投げだ。
2万円になって変わったのは、上限を気にせず、やり直しを何回でも頼めることだ。

ただ、「できる」そのものは、たぶんClaude自体の力だ。2万円のプランのおかげかどうかは、よくわからない。
上限はまだある。でも、ほぼ届かない
設定の使用量の画面は、ときどき見ている。「上限が近い」と出たこともあったけど、結局は届かなかった。
とはいえ、Maxにも上限はある。5時間ごとの上限に加えて、すべてのモデルに共通の週の上限があり、毎週決まった時刻に戻る。

危なかったのは、Fable 5.1だ。がっつり使っていたら、3日くらいで、Fableの週の上限に近づきかけた。
調べてみたら、Maxなら週の上限の半分まで、追加料金なしでFableを使える。しかもFableは、ほかのモデルより上限を速く使う。
ちなみにProだと、Fableはプランの上限ではなく、別払いの「使用量クレジット」で使う形だ。

僕の使い方だと、Opus 5.5との差があまりわからない。だから今はOpus 5.5に絞って、Fableはここぞという時に、なんとなく使うくらいだ。
エフォートは、どのモデルでも最大にしている。エフォートとは、Claudeが答える前に、どれだけ考えるかの設定だ。
段階は、低いほうからlow・medium・high・xhigh・maxの5つ。Opus 5.5のふだんはmediumで、上げるほど深く考えるぶん、時間も使用量もかかるらしい。

それを全部maxにしても、全然使える。1日中家でパソコン仕事をする人なら、上限に届きやすいかもしれない。
でもそれも、モデルやエフォートの選び方で、十分いけると思う。
「1か月で戻す」はずだった
まだ1か月はたっていない。でも、このままなら確実に続ける。

続けるとなると、引き落としの日は正直まだドキッとする。それでも、2万円で時間を買っている感覚がある。2万円でも、全然安いと思う。
ほかの出費を削ってでも、ここは払う。金は無いけど、AIには金を払う。
「1か月で戻す」予定は、たぶん守られない。
なんでも優秀に答えてくれるので、設定で工夫させる必要もなくなった。消せばいいのに、消すことすら忘れて、リクエストを送りまくっている。
もう要らないのに、設定には今も「工夫して答えて」が残っている。
2万円は、アプリの値段だった
この記事を書きながら調べていて、知った。僕が払っている2万円は、アプリから契約したときの値段だった。
同じ5xでも、webで契約すると公式の値段は月100ドル。日本だと消費税10%がのって、110ドルになる。
1ドル150円なら、約16,500円。為替やカードの手数料で少し変わるけど、アプリより月3,500円ほど安い計算だ。

アプリのほうが高いのは、Appleがアプリ内課金から手数料を取るから、らしい。いわゆるApple税だ。
何それ。知らなかった。
